ヘッドライトをはじめ細かなデザイン変更が随所に>>カイエンのカタログ情報をチェックする ポルシェの屋台骨となっている「カイエン」の現行モデルは2017年に登場した3世代目(PO536)だが、フェイスリフトの時期がやって来た。現在、世界各国で最終確認テストが行われているが、我々はアメリカ西海岸の現地適合テストに同行、自らステアリングを握ることも許された。 >>ポルシェ、新型カイエンのテスト風景を公開。今春登場、走りを大幅アップデート ロサンゼルスのホテル地下駐車場で対面したカイエンのプロトタイプは艶消しのブラックボディにカムフラージュが施されていたが、フェイスリフト故にボディの基本骨格には大きな変化はない。ヘッドライトのグラフィックがわずかに変わり、フロントスカートにも明らかに手が加えられている。 リアゲート中央にあったナンバープレートはリアバンパー中央に移り、リアスカートやディフューザーのデザインも変わっている。またそれ以外ではベースモデルのカイエンとカイエンSに20インチホイールが標準装備され、ホイールデザインも一新されている。 最大のトピックはエンジンスペックの向上>>カイエンのカタログ情報をチェックする もっと大きな変更はパワープラントで、ベースグレードの3L V6ターボは10kW(13.6ps)と50Nmパワーアップして、最高出力260kW(354ps)と最大トルク500Nmを発生する。 さらに「カイエン S」はこれまでの2.9L V6に代わって4L V8が採用される。またトップモデルの「カイエンターボ GT」の最高出力は640psから660psへとアップされるが、最大トルクは850Nmと変化はない。ただしこのハイパワーバージョンは排ガス規制が厳しい欧州では販売されない可能性がある。つまりモアパワーを欲しい顧客は将来的にはPHEVモデルを選択することになるのだ。 16.8インチの大型画面やトグルスイッチを採用プロトタイプのダッシュボードは黒いフェルトでカバーされ、運転に必要なメーター以外、見ることは許されない。しかし、事前情報によればタイカンと同じ16.8インチのカーブドディスプレイが装備されるはずで、確かに隙間から覗いた感じではそれが確認された。 またタイカンと同様、助手席にも12.3インチの専用モニターが用意される。さらにコンソールにあったセレクトレバーは911シリーズと同じような小型のレバーに変わっている。シャーシ関連では2チャンバーとなったエアサス以外は大きな変化は行われていないが、全体にアップデートされて、さらに新しいタイヤと相まって一層快適な乗り心地を提供していた。 このフェイスリフトされたカイエンは4月にはドイツでワールドプレミアが行われ、同時にヨーロッパで受注が始まる。日本への到着は初夏になることが予想されている。 レポート:グレッグ・ケーブル >>カイエンのカタログ情報をチェックする |
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