パスワード再発行
 立即注册
検索

新型BMW 1シリーズはFFの定義を変えるほどのダイナミック性能でライバルに挑む

2019-4-8 07:05| post: biteme| view: 777| コメント: 0|著者: 文:木村 好宏/写真:Kimura Office

摘要: FFへ大転換しつつライバルを凌ぐ動力性能を目指す 今年の秋にドイツ市場ではコンパクトセグメント・セダンの三つ巴の戦いが勃発する。すなわち昨年発表されたメルセデス・ベンツAクラスに続いて、BMWが三世代目の1シ ...

新型BMW 1シリーズはFFの定義を変えるほどのダイナミック性能でライバルに挑む

FFへ大転換しつつライバルを凌ぐ動力性能を目指す

今年の秋にドイツ市場ではコンパクトセグメント・セダンの三つ巴の戦いが勃発する。すなわち昨年発表されたメルセデス・ベンツAクラスに続いて、BMWが三世代目の1シリーズを、そして真打にはフォルクスワーゲン・ゴルフVIIIが登場するのだ。中でも注目すべきはBMW 1シリーズで、これまで頑固にFRで通してきたレイアウトをついにFFへと大転換を行う。

1シリーズは2004年に登場した初代(E87)、そして二代目(F20)とFRに固執、キャビンが狭くトランク容量もF20は360-1220リッターで、このクラスの優等生ゴルフ(380-1270リッター)と比べると明らかに小さい。にも関わらず、高い人気でこのFFライバルたちと張り合っているのはやはり後輪駆動ならではのスッキリしたステアフィールとスロットルでクルマの向きを変えるという、BMWらしいアクティブ・ドライブを提供してきたからである。これをBMW社内ではUSP(ユニーク・セールス・ポイント)と呼んでいる。

ところがやはり、時代は変わりBMWグループ内でもミニ、そして同じブランド内でも2シリーズ・アクティブ・ツアラーなどが誕生し、前者はスポーティなハンドリング、後者はスペースユーティリティをそれぞれ売りにしている。そこで、BMWのニュー1シリーズ開発チームに与えられた使命は「FF車としては、これまでになかったレベルのハンドリングおよびドライビング・ダイナミクスを達成する」。また当然ながら「後輪駆動であった旧モデルに対してFFを採用したことによる十分な居住空間や軽量化を達成する」というものだった。

そして今回、正式発表に先立ってBMWは1シリーズ・プリドライブ(事前試乗)を開催、ニュー1シリーズのダイナミック性能を垣間見るチャンスを与えてくれた。場所は南フランスにあるミラマ(Miramas)BMWプルービング・グラウンドで、アジェンダは実車を前に新しいシャーシとそこに採用された新システムについてのレクチャー、そしてその後、敷地内のダイナミックとウエットの2つのコース、そして周辺道路でダイナミックパフォーマンス・チェックであった。

最新トラクション制御システムで新しいFFの感触

まずエクステリアそしてインテリアも厳重にカムフラージュされたF40に対面する。ディテールはもちろんわからないが、プロポーションについて言えばロングノーズ・ショートデッキは継承しているものの、フロントのオーバーハングは明らかに長くなっている。しかし反対のリアのそれは極端に短く、サイドビューは明らかにダイナミックな印象を与えている。

一方、キャビンは広く、長くなっており、特にリアの空間では足元が広く、ヘッドルームにも余裕がある。コクピットはドライブに必要なインストルメント以外はカムフラージュされていたが、ドライバー正面にはデジタル化されたBMWオペレーティング・システム7.0が導入されており、ボイスおよびジェスチャー・コントロールで指示、入力が可能である。

用意されたプロトタイプは計4台で、スタンダードとスポーツ・サスペンションが装備された2台の118i(共に140馬力、7速DCT)、120d xDrive(190馬力、8速オートマチック)、そしてM135 xDrive(306馬力、8速オートマチック)である。

まずは118iのスタンダード・サスペンションでウエットコースへ出る。ここで検証できたのは今回の1シリーズに標準装備されるARBと名付けられたトラクション・コントロール・システムで、タイヤのスリップを直接エンジンに指令を出すのでこれまでのシステムに比べて10倍早いスピードで制御が始まる。これが電気自動車のi3開発で生み出され、次期1シリーズに移転された先端技術である。

BMWのスタッフは誕生したばかりの1シリーズに対して冒頭に述べたように「FFの定義を変えたシステム」と自負する。まず走り出して直ぐに分かったのはボディ剛性が非常に高く、その結果ステアフィールが非常にしっかりした感じがあり、同時にセンター位置からの切り込みも適度に軽かった。また前述した最新のトラクション制御システムARBは確かに気がつかないほど非常に短時間に起こり、その結果少しも不自然な印象を与えないので、ウエット路面でもかなりのスピードを維持してのコーナリングが可能だった。その感触は確かにこれまでのFFにはないもので、コーナリングスピードも気がつかないほど速かった。その証拠に後で分かったのだが、イン側の後輪タイヤがリフトしていたほどであった。

BMWらしさは健在、FFの世界に一石を投じる

BMWが目指す新しい1シリーズは確かにキャビンやトランク容量(プラス20リッター)など実用性の面でライバルと太刀打ちできる。一方でFFにも関わらずそのダイナミック性能はBMWならではのものだった。

このニュー1シリーズ(F40)は今秋フランクフルト・ショーでの初公開と同時に世界市場へ向けて発売が開始される。8世代に渡る熟成の極みに達したゴルフ、新世代のユーザー・エクスペリエンスMBUXと若々しいデザインを持つメルセデス・ベンツAクラス、そしてFFの世界に一石を投ずるほどのダイナミック性能を提供するニュー1シリーズ、秋のフランクフルト・ショーを契機とするコンパクト三つ巴バトルが今から楽しみである。


さようなら

なるほど

共感した

ありがとう

相关分类

Archiver|携带版|BiteMe バイトミー

GMT+9, 2025-6-22 00:55 , Processed in 0.053377 second(s), 18 queries .

Powered by Discuz! X3.5

© 2001-2025 BiteMe.jp .

返回顶部