運転免許の路上試験で、交通違反があっても試験に合格できるのはなぜですか?
運転免許の路上試験で、交通違反があっても試験に合格できるのはなぜですか?信号無視をすると試験中止で、私と同じ車両で試験を受けた人はそれで不合格となりました。しかし、合図不履行は反則行為として取締りを受ける対象にもかかわらず、試験では5点減点なので、何度か繰り返しても試験には合格できます。試験の採点基準が甘いように思いますが、どうでしょうか。 現役検定員です。
減点基準には、大減点・中減点・小減点の3つがあり、さらに特別減点細目も
あります。
特別減点細目は、1回目の行為は減点を猶予するが、行為が2回以上に
わたった場合、最初の分も含めて減点する細目です。(悪い習慣を戒める)
危険行為というのは、交通事故の要因となる重大な違反行為や妨害行為、
また不円滑な運転行為で他の交通に多大な迷惑をかけると判断されると、
適用される項目です。
合図不履行は、それ自体がもたらす交通事故は少ないと言えるでしょう。
なぜなら合図を見なくても車の動きをよく見ていれば、危険な動きを察知して
対処することが十分出来るからであり、だから減点数が小なのです。
それに対して信号無視は、その行為が衝突するであろう車などへの被害に
とどまらず、結果として交通渋滞や怪我人の発生、ひいては社会活動全体を
停滞させてしまうため、失格という厳しい判断を下すのです。
試験場の技能試験で受かろうと思ったら、法規走行も安全確認も完璧でなければ
かなわぬ夢で終わってしまいますよ。
決して採点基準は甘くありません。私どもが見ても、よく考えて作ったなと思います。 「どの程度習得しているか?」 を見るからでしょう。
「違反かどうか」 はあまり関係無いです。
「ルームミラーの位置合わせ」 を忘れた場合、交通違反にはなりませんが、試験では減点されます。 減点方式なので試験中止になず、合格点以下にならなければ違反してもOKです。
甘いっちゃ甘いッスかね?
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